為末大さんの「諦める力」の要約・考察をしました。


この本はどんな本?

「諦める」ことはよくないこと、中途半端という考え方が根本から変わる本です。

どんな人にオススメ?

人生努力して一生懸命続けてきたけど、周りからも社会からも認められないという人には、とても救いになる本です。

「諦める力」を読んで印象に残った言葉

この本を読んで、僕が特に印象に残った言葉をまとめました。

  1. 「諦める」と「逃げる」は違う。
  2. 「努力」することは、すべてが正しくない
  3. 勝ちやすいところを選ぶ。
  4. 周りは決してあなたの責任をとらない。
  5. 「諦める」ことに、期限をもつことが大切。

1.「諦める」と「逃げる」は違う。

僕がこの本を読んで、一番印象に残った言葉です。

今までは諦めることは、途中で逃げ出すことだと思っていました。

この本はそれは「諦め」ではなく「逃げ」だと言っています。

「諦める」ことはすべてを出し切り、自分の限界を知ったうえで初めて「諦める」ことになる。

全力を出さずに、自分の限界を知らずにやめることは「逃げ」になると言っています。

目的は諦めてはいけない

また「諦める」こととは、すべてを諦めることとは違うとも言っています。

決して、目的を諦めてはいけない。

「目的」を達成するために、「手段」を諦めることが大切なことであると言っています。

僕は「目的」そのものを諦めてしまっていたから、何も成長につながっていないことを

気づかされました。

2.「努力」することは、すべてが正しくない

「努力」することの考え方も、とても印象に残っている言葉です。

日本人の中で「努力」することとは、決められた課題を毎日全力で取り組むことが

「努力」だと考えている人が多いといいます。

為末さんの中での「努力」とは、一つのことにひたむきに頑張ることだけでなく

どうやったら勝てるのか、どうやったら自分はより成長できるのかを

自分の頭で考え、日々試行錯誤することが「努力」することだと言っています。

この考えは、僕の今までの「努力」についての考え方を変えてくれました。

3.勝ちやすいところを選ぶ。

この言葉は、当たり前のことに感じるのですが

日本人は、この考え方をよく思わない人が多いと為末さんは言っています。

ビジネスの世界では、一般的な考えであるのに

スポーツになると、なぜか受け入れられない人が多いといいます。

ほとんどのスポーツ選手は夢を諦めている

僕自身もスポーツが好きで、一人のスポーツ選手に感情移入して

小さいころから努力と才能で続けてきて、今があるんだと勝手に思っていました。

その裏には長年の努力もむなしく勝てない人の方が、圧倒的に多いことを考えていませんでした。

テレビでは、成功したアスリートのみを追いかけるので

アスリートは「諦めずひたむきに頑張っていれば、いつかは必ず成功できる」と思っていました。

ただ、90%以上の人が夢を諦める中で自分のやりたいことを、ひたむきに頑張るだけではなく

自分の勝ちやすいところ、生き残れる場所を考えて勝負する必要があると感じました。

4.周りは決してあなたの責任をとらない。

この考え方は、とても賛同できました。

日本人は周りの声、期待に流されて人生を選択する人が多いといいます。

ただ、その応援や期待を胸に人生を選択して

失敗しても応援していた人や、期待していた人は

なんの責任もとってくれません。

なので日々自分で考え、自分で選択できることが大切なことです。

親や親せきの期待や応援にこたえて生きるのは、実は楽な選択なんだと気づかされました。

5.「諦める」ことに、期限をもつことが大切。

「諦める」ことにも、大まかな期限を持つことが大切であると為末さんは言っています。

やめ時を誤ると、次のキャリアにも影響が残るからです。

自分で決めた期限は必ず守る

為末さんは、自分で決めた期限や約束は、必ず守らなければいけないといいます。

期限を守らないことは、すごく精神的に楽なことであり

ずるずると続けてしまうことが多く、気づいたら手遅れになることが多いのです。

「期限」「約束」を守るということは、人との約束だけではなく

自分自身の約束を守ることも、とても大切なことです。

まとめ

僕はこの本を読んで、為末さんが「諦める」ことに苦悩し

葛藤していたことが、とても伝わってきました。

「諦める」と言う辛い選択から逃げずに、立ち向かった為末さんだからこそ

「諦める」ことの本質を、理解されているんだと思います。

僕は最初、この本を読んだとき正直あまり響きませんでした。

それはなぜかというと、僕は今まで「諦める」ことをしていなく

「逃げる」ことをしていたからだと、気づかされました。

この本を読んで「諦める」ことをするためには、まずは全力でやりきること。

そしてその先に「諦める」選択が、初めて見えてくるのだと思います。


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