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こんにちは。現役介護士のかずです(^^)/
僕は22歳の時に、営業職から介護職に転職しました。
初めに就職したのが、名古屋市の特別養護老人ホームでした。
そこで、3年半働いてその後退職しました。
そして、26歳の時に転職して、ユニット型の小規模特養で3年半働きました。
現在は31歳になり、夜勤専従の訪問ヘルパーをしています。
介護士としての経験が、9年間ある僕から見て、「本当に介護士の仕事内容は本当にきついのか?」解説します。
結論としては、働き方次第では特別にきつい仕事ではないです。
- 働いてみると、3K(きつい、汚い、危険)と言われてるほどのことはない。
- 特養の仕事は確かにきつい。
- 結果に追われる仕事ではないので、他の業種よりプレッシャーは少ない。
- 介護士は働き方の選択が広いので、自分に合った働き方を選べる。
3Kのイメージが先行して、かなり過酷な仕事だと思い込んでいる方が多いと思います。
しかし、営業職の経験もある僕からしたら、介護士だけが特別に大変な仕事だとは思いません。
それでは、詳しく説明していきます。

業務がきついイメージがあるのは、特養です。

過酷な労働のイメージが強いのは、特養で働く介護士の事だと思います。
介護施設の中でも、特養は確かに肉体的にも精神的にもきついです。
特養で働く介護士の場合、職員一人当たりでみる利用者の数が多くなります。
さらには、特養は要介護3以上の利用者しか入所できない為、他の施設に比べても介助量は多くなります。
- 交代制勤務で、出勤時間がバラバラ。
- 職員一人当たりでみる利用者の数が多くなる。
- 要介護度3以上の利用者しか入所できない為、介助量が多く体の負担が大きい。
- 看護師が、日勤しかいない。
僕は、特養で7年間働いていましたが、現在働いている訪問介護よりも、肉体的にも精神的にも、きついものがありました。
特養は大変だけど、営業職に比べれば楽です。

ただ、特養は確かに肉体的にも精神的にもきつい仕事ではありますが、他の職種に比べてずば抜けて辛いかと言うとそうとは思いません。
3K(きつい・汚い・危険)が独り歩きしてますが、結局は何が自分にとって一番つらいかです。
僕は、3Kなんかより、営業職の方がよっぽどつらかったです。
- 常に結果が求められる。
- まわりと営業成績を比べられる。
- 体育会系の職員が多い。
介護職は、介護報酬で国からもらえる額が決まっているので、成果を求められることはありません。
なので、成績に追われるプレッシャーはありません。
また、相手にするお客さんも老人の方や障がい者の方です。
もちろん、すごく大変な利用者もいますが、自分を孫や友達の様に思ってくれる方もたくさんいます。
営業は、もっとシビアで厳しいお客さんを、相手にしないといけません。
なので、僕は介護士の仕事が特別きついとは思いません。
介護士の基本的な仕事内容。

介護士は主に、生活介護の全般を行います。
介護の仕事内容は基本、身体介助、生活援助、事務作業に分類できます。
基本は、身体介助や生活援助がメインで、プラスで事務作業みたいな感じですね。
身体介助

肉体的にきついと言われるのは、身体介助のことです。
身体介助には、以下の介助あります。
- 食事介助
- 入浴介助
- トイレ介助
- オムツ交換
- 口腔ケア
身体介助は、数をこなすことで1か月~3か月ぐらいで、問題なく行うようになります。
身体介助の中でも、肉体的に一番つらいのは、入浴介助でした。
入浴介助は、介助量が多いだけではなく、利用者さんの事故のリスクも高く非常に神経も使います。
そして介助の中でも、僕が一番苦手だったのは、食事介助です。
2つの施設で、計7年間働いて食事介助に疲れてしまったんだと思います。
施設をやめるきっかけになりました。
そして、現在は夜勤専従の訪問介護に転職しました。
生活援助

生活援助は、以下のような業務があります。
- 洗濯
- 掃除
- 料理
- レクリエーション
- 各種イベント開催(誕生日会など)
基本的に、掃除、洗濯、施設だとレクリエーションや誕生日会や夏祭りなどの各種イベントも行います。
今は、訪問ヘルパーとして働いているので、料理を作ることもあります。
各種イベント(誕生日会、夏祭りなど)の時に、強制ではないけど人手が足りなくて休日出勤をすることがあります。
人によっては、レクリエーションや夏祭りなどのイベントにやりがいを感じる方がいますが、僕はあまり好きではなかったです(笑)
事務業務

介助業務にも生活援助にも当てはまらない、事務的な業務です。
事務的な業務は、なかなか仕事中に終わらないので、残業したり、家に持ち込んでやることが多いです。
- ご家族様への手紙
- 勤務作成
- ミーテイング・委員会の議事録作成
- イベントの発議書作成
- ケース担当の記録の管理
- 事故報告書・ヒヤリハット作成
この事務仕事が、業務過多を生んでいる原因になっています。
ミーティングは、休日出勤して参加することも多くありました。
施設で働くと、こういった事務仕事が多くなります。
介護職の勤務体制

介護職の勤務体制は、施設の場合だと交代制勤務が多いです。
- 早番:6:00~15:00
- 日勤:9:00~18:00
- 遅番:13:00~22:00
- 夜勤:21:00~6:00
このように、4つの勤務を交代で回していきます。
右の時間は、前働いてた施設の勤務時間です。
交代制勤務のきついところは、出勤時間がバラバラで生活リズムが崩れること。
早番と遅番で、実に7時間もの時間差があります。
勤務によっては、遅番→日勤→早番と時間をさかのぼっていく勤務もあります。
こういった勤務だと、次の出勤までの時間が短く、体が全然休まりません。
これも、介護士がきついと言われている原因でしょう。
夜勤勤務がきついイメージがあるが、必ずしもそうではない。

さらに、介護の仕事がきついイメージがあるのは「夜勤がきつい」と思われている方が多いと思います。
たしかに、特養だと夜間は看護師がいないので、急変時の対応を自分でやらないといけなかったり、人員配置が日勤に比べて少ないので、介助量の負担は夜勤の方が増えます。
しかし、それを差し引いても、僕は夜勤が大好きでした。
- 基本、業務を一人で回すので、めんどくさい人間関係が少ない。
- ロング夜勤の場合だと、次の日は必ず明け休みになるので、フリーな時間が増える。
- 夜勤手当で、結構稼げる。
- 僕の嫌いな、イベントやレクリエーションなどの業務が一切ない。
こういった理由で、僕は夜勤が大好きでした。
夜勤中の業務は、自分の裁量で仕事ができるので、日勤帯に比べると無駄が少なくストレスなく仕事ができました。
介護士は「夜勤があるからいやだ。」とさける方が多いと思いますが、僕にとっては、介護士は夜勤があるから最高なのです。
自分にあった働き方が選べる。

そして、7年間特養で働いているうちに気が付いたのです。
「俺、夜勤好きだから夜専になればよくね?」と。
気付くのが、遅すぎました。
そして、より個別的なケアがしたと思い、30歳の時に夜勤専従の訪問介護士に転職しました。
このように、介護士は意外と働く時間や、働き方を自由に選ぶことができます。
僕場合は
- 夜勤だけがやりたい→夜勤専従
- より個別的なケアがしたい→訪問ヘルパー
- 高齢介護以外もやってみたい→重度障害者専門の訪問ヘルパー
このように、7年間介護士として働き、自分に合った働き方が見つかり選択しました。
今は、ストレスなく自由に働けています。
介護の仕事がきついと言われるのは、やっぱり低収入だから。

介護士の仕事は、他の職種に比べても、特別辛い仕事ではないです。
それでは、なぜ世間から辛い仕事と認識されているのでしょうか?
それは、やっぱり低収入だからだと思います。
国税庁の民間給与実態調査によると、日本人の平均年収は約436万円となっています。
それに比べて、介護士の平均年収は、厚生労働省の調べによると、約340万円です。
処遇改善加算などで、介護士の給料は上がってきてはいますが、まだ決して収入が高いとは言えません。
やはり、収入は働くうえで一番重要視するところなので、「低収入=辛い仕事」となるのは仕方ないことだと思います。
働き方次第で、年収を上げることができる。

しかし、介護士は働き方次第で年収を上げることが可能です。
僕の今の年収は、日本人の平均の436万円以上はあります。
なぜそれが可能になったのかと言うと、僕が夜勤専従で働いているからです。
「介護士は夜勤で稼げ」という言葉があるぐらい、介護士にとって夜勤は収入に直結します。
- 夜勤手当が1勤務ごとに5,000円~10,000円つく。
- 22時~7時までの間、賃金計算額の2割5分以上の率で計算した割増賃金が支払われる。
こういった理由から、日勤帯の勤務と比較して夜勤の方が断然稼ぐことができます。
僕は、もともと夜勤が好きだったので、夜勤専従に転職しました。
そうしたら、年収が大きく上がりました。
このように、働き方次第で年収も日本人の平均以上にあげることも可能です。
オススメの働き方。

僕のオススメの働き方は、介護派遣として働くことです。
介護派遣として働くことで、働く時間帯、曜日など自由に選ぶことができます。
正社員として働くと、勤務などは自由に選ぶことができません。
夜専として働いて、収入アップしたいと考えている人は介護派遣としての働き方がオススメです。
- 残業代が出るのでサービス残業がない。
- 正社員に比べて、事務的な業務が少ない。
- 正社員と関りが薄いから、人間関係に悩まない
- 福利厚生もしっかりしている。
- 色々な施設を経験できる。
- 働く時間、曜日を自由に選ぶことができる。
- 施設側から、いきなり仕事を打ち切られることがある。
- 責任のある仕事を任せられない。
- 正社員の人と距離がある為、人間関係の構築は難しい。
- 一つの施設で長く勤めるのは難しい。
一つの施設で長く勤めて、キャリアアップしたいなら正社員の方がいいです。
ただ、正社員の場合は夜勤専従で募集しているところが少ないです。
やはり、夜勤専従で稼ぎたいなら、介護派遣としての働き方がオススメです。
オススメの転職エージェント2選
ここでは、介護派遣に特化した転職エージェント2選を紹介します。
①きらケア派遣
きらケア派遣は、介護職の人材派遣に特化した求人サービスを展開しており、介護業界からの評価も高いです。
きらケア派遣の最大の魅力は、大元のレバレジーズ株式会社の正社員と同等の福利厚生を受けられるところです!
要件を満たすと有給も付与されます。
さらには最大時給1700円と高時給、高収入の派遣先の紹介や、経験者、有資格者向けに力を入れています。
- 正社員と変わらない、福利厚生がある。
- 経験者、有資格者に向けて力を入れており、高時給、高収入の派遣先が多数。
- キャリアアドバイザーのフォローが充実している。
②かいご畑
かいご畑の最大の特徴は、「キャリアアップ応援制度」で介護資格を0円で取得できます。
また、未経験、無資格でも働ける求人を多く扱っており、これから介護を始めたい方にもオススメできます。
これから資格を取得して、介護士として働きた方にはおすすめできます。
- 「キャリアアップ応援制度」で無料で介護初任者研修の資格を取得できる。
- 未経験・無資格の求人も豊富にあり、これから介護始めたい方にもオススメ。
- 有資格者のキャリアアドバイザーが徹底的にフォローしてくれるから未経験でも安心。
まとめ

介護士の仕事は、肉体的にも精神的にも辛いお仕事だとは思います。
しかし、営業職をやっていた自分からすると、ネットの情報で見ていたほどきつい仕事とは思いませんでした。
- 業務が一番きついのは特養。
- 介護職は、成果報酬でもない為、結果に追われることがないから精神的に楽。
- 業務がきついと言われる理由は、介護職が低収入だから。
- 働き方次第で、年収アップは可能。
やはり介護の仕事がきつい理由は、低収入なところが大きいです。
逆に言えば、収入次第ではほかの業種と比べても、仕事の大変さに差はないです。
僕は、夜勤専従に転職して、収入アップしたことにより、生活も楽になり仕事の辛さは感じなくなりました。
介護士として転職、就職するときは、収入もしっかり考えましょう。